研究室のポリシー
卒業研究は、学生実験や講義とは異なり、答えのない未知なる研究分野を切り開き、新たなる発見をすることが求められます。このような研究を遂行するためには、一人だけの力ではできません。研究室に所属する同輩達とともにお互いに助け合いながら協同作業するチームワークが重要です。また、新しい知識や技術を貪欲に吸収する自主性と積極性が必要です。研究室における実験、定期的な勉強会や研究内容の検討会などを通じて技術者または研究者として必要な様々な素養を身につけていってもらいたいと思います。さらに研究活動以外にも、飲み会、研究室旅行、スポーツ等などを通して、良い人間関係を築き、楽しみながら研究をやっていきましょう。
また、卒業研究から発展させてさらなる研究技術を身につけてみようと考えている大学院進学希望者を歓迎します。本研究室では、大学院進学希望者を学内外問わず広く募集しています。本学大学院の詳しい募集要項については本学ホームページで公開していますので、参照して下さい。
研究室年間行事
4月 | 研究室花見 |
5月 | スポーツ大会, 新入生歓迎BBQ |
6月 | 研究に専念 |
7月 | 研究室中間報告会, 暑気払い飲み会 |
8月 | 2週間程度夏休み |
9月 | 学会発表(触媒討論会) |
10月 | 研究室仮配属3年生歓迎会 |
11月 | 学会発表(日本化学会中国四国支部大会) |
12月 | 鍋パーティー |
1月 | 卒業研究論文着手 |
2月 | 卒業研究発表会 |
3月 | 卒業式, 卒研生追い出しコンパ, 学会発表(日本化学会など) |
研究・設備
触媒材料開発では、触媒物質の合成、反応の速度論的解析およびメカニズムの解明、触媒物質の各種物性評価をする必要があり、多くの合成技術や分光学的手法を習得することができます。そのために研究室にある装置だけでなく、本学の機器センター、SPring-8や高エネルギー加速器研究機構などの大型放射光施設に設置されている各種装置を使用して研究を進めます。有機合成などで使用する装置や水熱合成装置を用いて、半導体光触媒微粒子、固体酸塩基物質、多孔性物質などを合成します。さらに、合成した触媒物質に対しては、X線回折、透過型電子顕微鏡、ラマン分光法、X線吸収微細構造(XAFS)測定による構造解析、赤外分光法や光電子分光法による表面分析、昇温脱離法やプローブ分子吸着法による酸塩基特性評価を行います。
本研究室で身につけた合成技術や分析技術は、将来目指す就職先においても十分に応用することができます。